ジュニパー
学名Juniperus communis
科名ヒノキ科
採油方法水蒸気蒸留法
抽出部位実付き小枝
比重0.855〜0.868
・常緑針葉樹の低木。ジンの香り付けとしても用いられる植物です。
 小さな球状の緑色の若い実は、2〜3年掛けて黒い成熟した実になるそうです。
 この実をジュニパーベリーと言い、この実だけを蒸留した精油もありますが、
 実付き小枝を蒸留して得られる精油も、臨床結果では効能効果に
 差が無いことが検証されています。

・また、英国に自生するジュニパーが、昆虫に荒らされたり、
 新種の菌によって病気となり個体数が減少しているとのこと。

主要含有成分表 提供;KENSO
モノテルペン炭化水素類 ・α-ピネン 30-45%
・サビネン 10-25%
・α-ツジェン、α-テルピネン、
 γ-テルピネン、テルピノレン、
 p-サイメン、β-ピネン、リモネン
 α-フェランドレン、β-ミルセン
モノテルペンアルコール類 ・テルピネン-4-オール 2-10%
セスキテルペン炭化水素類類 ・β-カリオフィレン、α-フムレン
・抗炎症作用や鎮痛作用が強いため、
 筋肉痛や関節炎に良く、リウマチの痛みを
 和らげるためのレシピに用いたい精油です。
・また、集中力をもたらすとされています。

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芳香成分類の主な作用と芳香分子の固有作用について
今までに発見されている、芳香成分がもたらす人体への影響は、下記を参考にしてください
モノテルペン炭化水素類 ・鬱滞除去作用 3+
・抗炎症作用 3+
・コーチゾン様作用 3+
・抗ウィルス作用 3+
・抗菌作用 2+
固有作用

・α、β-ピネン
  (強壮作用)
・α、γ-テルピネン
  (静脈強壮作用、鬱滞除去作用)
・p-サイメン
  (鎮痛作用)
・リモネン
  (肝臓強壮作用、腎臓刺激作用、蠕動運動促進作用)
・α-フェランドレン
  (鎮咳作用)

・β-ミルセン
  (肝臓強壮作用、腎臓刺激作用)   

モノテルペンアルコール類 ・抗菌作用 3+
・抗ウィルス作用 3+
・抗真菌作用 3+
・免疫調整作用 3+
・神経強壮作用 2+
・抗寄生虫作用 +
固有作用

・テルピネン-4-オール
  (副交感神経強壮作用、鎮痛作用、鎮静作用、
   抗炎症作用、免疫調整作用)   

セスキテルペン炭化水素類類 ・強壮作用 3+
・刺激作用 3+
固有作用

  

NRAD JAPAN 編集:ケモタイプ精油事典より引用

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